定年女子活

いよいよ夢見た定年がすぐそこに。

ダブルインカム・ワンウォレット つづき

昨晩は、ピアノ仲間と打ち上げで、イタリアン・レストランに行きました。
エミリオ=ロマーニャ州の料理を、日本ナイズしないで出してくれます。
ウイキョウのサラダ、牛スネ肉のランブルスコ煮など、すべて素晴らしかった。
話も弾んで楽しかったです。
ようやくコロナが明けた感じですね。


昨日の続き、家計モンダイについて。
「サラリーマンがお金を貯めるなら、まずは先取り貯金だよ」
という母の教えを守り、入社とともに財形貯蓄を始めました。
最初は給料も少なかったので、月5000円ぐらいだったかな。
1年貯めて6万年。ボーナスで10万円加算。
なのですが、しょっちゅう取り崩していた記憶があります。
ただ、この財形貯蓄で「格別に意識せずにお金が貯まっていく」ということの楽さ、愉しさを覚えました。


その後、結婚した当初は夫婦別のお財布だったのですが、
子どもができたのを機に、おこづかい制にしてもらいました。
かかくま夫は、自分のおこづかい分を抜いて、残りを共同口座に振り込む形です。
共同口座の名義は私だったので、私がほとんど管理していました。


この方法の利点は、言うまでもなく貯金が貯まりやすいこと。
互いに「家の運営を共同でやっている」という意識を持ちやすいこと。


欠点は、「別財布ならもっと自由に使えるのに」という気持ちがどこかにあること。
管理している側は、「私ばっかり家計を気にしていて疲れる」という気持ちになること。


それで役割を三ヶ月だけ交代してみたら、かかくま夫は見事に大赤字を出して、
やはりかかくまが管理することになったのでした。


家計にほぼ携わらないかかくま夫が、しょっちゅう「パーっと旅行にでも行こうよ!」とか
能天気な提案をしてくるたび、かかくまはキーっ! となっていたような気がします 笑


んで、かかくまは雨が降っても槍が降っても、財形貯蓄+定期預金(先取り)に励みました。
住宅ローンや子どもたちの学費の負担が重くて、ほとんど貯金できなかった時期もありますが、こまめに貯金額を見直して、家計を膨張させないようにしていました。
使えるお金がふくらんでしまうと、その意識を戻すのはたいへんですから。


三年前のある日、かかくま夫がうーんと悩んでいました。
かかくま夫の定年は65歳なのですが、60歳から早期退職ができ、退職金も多少上乗せがあると言うのです。
え。
私が定年するまではいっしょに働くって言ったやん。
私はかかくま夫よりひとつ年下です。


そこで初めて、老後についてしっかり向き合うことになりました。
相談すべきはプロ。
ネットで経験豊富、親切そうなFPさんを探して、コロナ禍だったこともあり、モバイル相談をしました。
5万円かかりましたが、ものすごく詳細な老後資金のシミュレーションをしてくださり、
何よりも自分たちの資金の総ざらいができて、良い経験でした。
その折に作ってもらったエクセル表は、かかくま夫婦のお守りです。


結果、年にこれぐらいの出費でいけば、かかくま夫もかかくまも60で卒業してよし、と。
FPさんのその言葉を聞いて、かかくま夫のはかりが、カタン、と60歳退職に傾いたのが、横にいてよくわかりました。


夫婦別々のお財布で、二度とない現役生活をフルエンジョイするのもありだと思います。
でも、財布をほぼ一つにしたおかげで、選択肢が増えてよかったなと、今のところは思っています。